方針
点 を直線 上のパラメータ で表し、垂線の足 をそれぞれ直線 上のパラメータで置く。垂線条件は「結ぶベクトルが直線の方向ベクトルと直交する」ことなので、、 から足を決める。最後は が の2次式になるため、平方完成により最小値とそのときの を求める。
解答
点 は 上にあるので とおく。
まず、 上の点を とおく。 が から に下ろした垂線の足であるためには、 が の方向ベクトル と垂直であること、すなわち が必要十分である。ここで だから である。したがって となり、 である。このとき よりである。
次に、 上の点を とおく。垂線条件は である。ここで だから である。したがって となる。よって であり、 だからである。
したがってとなる。これは のとき最小である。したがって求める点は であり、そのときの値は である。
別解
解法2(点と直線の距離)
方針
垂線の足そのものを求めず、点と直線の距離をベクトルの射影で直接表す。直線上の点を とおき、方向ベクトル の直線までの距離の平方を直線 にそれぞれ適用する。2つの距離平方を足すと1次の項が消え、最小値が直ちに読める。
解答
直線 上の点をとおく。点 から、点 を通り方向ベクトル をもつ直線 までの距離の平方はである。
ここでだから同様に、点 を通り方向ベクトル をもつ直線 についてである。したがってよってである。最小値は のときの であり、このときとなる。
総評
難度5、計算量5。目安時間は20分。空間ベクトルの垂線条件を内積で処理する標準問題で、足の位置を先に決めてから距離を計算する流れが最も安定する。 のパラメータが に依存せず になる点、 のパラメータが になる点を取り違えると最後の2次式が崩れる。計算欄では 、 を成分ごとに並べ、内積条件と距離計算を分けて書くと減点されにくい。 第2解法では射影を用いた点と直線の距離公式により、垂線の足を求めずに同じ2次式を得た。