方針
を使い、 が3で割り切れないという条件から、3の因数がどちらの因子に何個入るかを調べる。まず が3で割り切れるためには が3で割り切れる必要がある。 とおくと、第2因子は3で割れるが9では割れないことが分かるため、81で割り切れるには が27で割り切れる必要十分条件になる。最後に が27の倍数である正の組の中で を最小化する。
解答
まず を用いる。 はどちらも3で割り切れないので、3で割った余りはそれぞれ1または2である。、 だから、 が3で割り切れるためには でなければならない。
そこで とおく。このとき であるからである。括弧内は3で割ると と同じ余りになる。 は3で割り切れないので も3で割り切れない。したがって は3で割り切れるが、9では割り切れない。
よって が で割り切れるためには、 の方が少なくとも で割り切れる必要がある。逆に、 なら、第2因子に少なくとも1個の3が含まれるので、 は81で割り切れる。したがって条件は と同値である。
あとは自然数 について、 が27の倍数で、かつ が3で割り切れないものの中で を最小にすればよい。最小の可能性は である。固定した和のもとでは、2つの数ができるだけ近いときに2乗和が最小になる。実際、 なので、 が最小のとき最小である。
和が27のとき、最も近い自然数の組は であり、どちらも3で割り切れない。このとき である。
なお、 の場合は なので、より小さくなることはない。したがって求める組と値は である。
総評
難度6、計算量5。目安時間は20分。単なる合同式だけでなく、 の因数分解を使って3の因数が何個入るかを見抜く問題である。 と置いた後、第2因子が3で割れるが9では割れないことを示すのが核心で、ここを曖昧にすると81の条件まで届かない。最小化では、まず が27の倍数であることを確定し、次に固定和の2乗和は近い組で最小という基本事実を使う。 が条件を満たすこと、順序を入れ替えた組も答えに含むことを忘れない。