方針
まずがともに奇素数なら,は2より大きい偶数になり素数でない。したがって少なくとも一方は2である。対称性によりとしてよい。は直接除外し,奇素数についてはを候補として確認する。なら,かつなので,和が3で割り切れることから除外する。
解答
がともに奇素数であるとする。このときもも奇数なので, は偶数である。しかもだから,素数ではない。したがって,の少なくとも一方は2である。
式はについて対称なので,としてよい。まずなら であり,素数ではない。
次にを奇素数とする。のときは であり,これは素数である。
残りはの奇素数の場合である。このときは3で割り切れないので である。または奇数だから である。したがって となる。さらになので,これは素数ではない。
以上より,求める素数は だけである。
別解
解法2
方針
式が素数になるための必要条件を合同式で逆向きに絞る。和が奇数でなければならないことからの一方が2と分かる。残る奇素数をとし,なら法3で和が0になることを示して,だけを残す。
解答
が素数であるとする。がともに奇数ならは2より大きい偶数となるため素数ではない。また両方が2ならである。したがってのちょうど一方が2でなければならない。
式はについて対称なので,奇素数をとしてと書く。ならであり,確かに素数である。
一方,ならは3で割り切れない奇数である。よってであり,しかもだから,この場合は素数にならない。
したがって可能なのはだけであり,求める素数はのみである。
総評
難度4,計算量3。目安時間は10分。偶奇で「両方が奇素数」を除くのが最初の分岐である。その後は対称性により片方を2に固定すればよい。のときに3で割れることを示す際,はが奇数であること,はが3以外の素数であることに依存する。最後に値が3より大きいことを添えると,割り切れるだけでなく合成数であることが明確になる。