方針
共通に割る素因数を調べる。まず差を取り、共通約数が も割ることを使う。奇素数 が共通約数を割るなら、 であり、 と が同時に成り立つため に限られる。残る候補は2と3だけなので、2の指数、3の指数をそれぞれ確認する。特に3については、9が3つすべてを割ることはないことを で確認する。
解答
3つの整数 の最大公約数を とする。
まず、 は と を割るので、その整数係数の差 も割る。したがって である。
奇素数 が を割るとする。もし なら、 より となり、 が奇素数であることに反する。したがって である。 なので であり、 である。また かつ は奇素数だから すなわち である。よって となり、 である。したがって奇素因数は3に限られる。
次に2の出方を調べる。 が奇数のとき、 はすべて奇数なので、3つの数はすべて奇数であり、2は を割らない。 が偶数のときは、 は4の倍数なので である。したがって2は割るが、4は割らない。
次に3の出方を調べる。 が3の倍数のとき、3つの数はいずれも に合同なので、3は を割らない。 が3の倍数でないとき、 であるから、3つの数はいずれも となり、3は を割る。
ただし、9が常に共通に割るわけではないことを確認する。 のとき、 の9での余りは のいずれかである。もし なら である。もし なら である。もし なら である。いずれの場合も、3つすべてが9で割り切れることはない。したがって3の指数は高くても1である。
以上より、 は2と3の有無だけで決まる。 を6で割った余りで分類するとである。
別解
解法2
方針
とおき、 を法として を使う。後ろ2数の余りはそれぞれ6と なので、3数の最大公約数が に正確に一致することを示す。最後は だけで分類する。
解答
とおく。 を法とすれば だからしたがって3数の共通約数は と6の共通約数であり、逆に かつ とする。 だからよって は3数すべての共通約数である。したがって を6で割った余りごとに を6で見るとである。よって
総評
最大公約数を求める整数問題。目安時間は12〜18分。公式出題意図はユークリッドの互除法を題材に整数問題の理解を評価するとしている。素因数を2と3へ絞って指数まで確認する解法と、合同式で一気に とする解法がある。後者では『共通約数なら6を割る』だけでなく、 の各約数が後ろ2数も割る逆向きを書く。