方針
まず実験的に が となることを見て、 を予想する。そこで とおき、 かつ が と同じ漸化式を満たすことを示す。 は で と周期的に変わる。また も と周期的なので、 が同じ になることを確認する。
解答
求める一般項は であることを示す。
そこで とおく。 であるから である。あとは が と同じ漸化式を満たすことを示せばよい。
まず の差を調べる。定義より であるからである。
次に を3で割った余りを調べる。 の場合に分けると、 である。したがってである。
一方、 の差は上で見た場合分けより であるから となる。
これは の漸化式 と同じ形であり、初項も と等しい。したがって帰納法により である。よって である。
別解
解法2
方針
自体を3項ずつ明示する式を予想し、 について帰納法で証明する。各ブロックで が となるため余弦項が と決まり、次のブロックへ閉じる。最後に定義済みの を引く。
解答
次の3式を について示す。 ではだから(1)は成り立つ。
は3の倍数なので余弦項は2であり、この数も3の倍数なので、再び余弦項は2である。よって一方 なので余弦項はである。したがってこれは次のブロックの第1式であるから、数学的帰納法により(1)がすべての で成り立つ。
定義された を引くといずれも に等しい。したがってである。
総評
余弦項が だけで決まる漸化式問題。目安時間は16〜22分。公式出題意図は一般項の推測と証明を通じ、漸化式・数学的帰納法の理解と論証力を評価するとしている。補助数列 が同じ漸化式を満たす方法と、 を3項ずつ帰納する方法がある。どちらも剰余 と余弦項 の対応を明記する。