問題
数列,を次の式
により定める.このとき,数列の一般項を求めよ.
出典:京都大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問
方針
解法1
まず実験的に が となることを見て、 を予想する。そこで とおき、 かつ が と同じ漸化式を満たすことを示す。 は で と周期的に変わる。また も と周期的なので、 が同じ になることを確認する。
解法2
自体を3項ずつ明示する式を予想し、 について帰納法で証明する。各ブロックで が となるため余弦項が と決まり、次のブロックへ閉じる。最後に定義済みの を引く。
解答
解法1
求める一般項は であることを示す。
そこで とおく。 であるから である。あとは が と同じ漸化式を満たすことを示せばよい。
まず の差を調べる。定義より であるから
である。
次に を3で割った余りを調べる。 の場合に分けると、 である。したがって
である。
一方、 の差は
上で見た場合分けより であるから となる。
これは の漸化式 と同じ形であり、初項も と等しい。したがって帰納法により である。よって である。
解法2
次の3式を について示す。
では
だから(1)は成り立つ。
は3の倍数なので余弦項は2であり、
この数も3の倍数なので、再び余弦項は2である。よって
一方 なので余弦項は
である。したがって
これは次のブロックの第1式であるから、数学的帰納法により(1)がすべての で成り立つ。
定義された を引くと
いずれも に等しい。したがって
である。