問題
数列は次の条件を満たしている.
ただし,である.このとき,数列の一般項を求めよ.
出典:京都大学 2023年度 前期日程 一般選抜 文系 第4問
方針
解法1(標準解法)
和 を含むので,まず を代入して の漸化式へ変形する。 とおくと という階差型になる。これを和で解いて を求め,最後に へ戻す。 でも同じ式が成り立つことを確認する。
解法2(一般項の階差を直接求める方法)
条件式を 倍し, を代入して を で表す。さらに添字 の条件式から を消去すると, が直接求まる。得られた階差が候補 の階差と一致することを使って帰納的に結論する。
解答
解法1(標準解法)
とする。定義より であるから,条件式は となる。 を含む項を左辺へ集めると であり, となる。両辺を で割って を得る。
ここで とおく。 なので であり,上の式から である。したがって
である。
よって である。 では
である。この式は のときも を満たす。したがって である。
解法2(一般項の階差を直接求める方法)
とする。条件式を 倍し, を用いると
である。よって
一方,添字 の条件式は
である。これと (1) から
を得る。
ここで とおくと
である。また である。したがって と は初項とすべての階差が一致するので
である。