方針
まず から が必要であることに注目する。6乗の剰余は で割れるかどうかで に分かれるが,4乗の剰余は まで出るため,ここを雑に扱わない。 と仮定すると和が にならないことを示し,続いて から を導く。最後は が正の3の倍数であることを使って,小さい候補 だけを確実に調べる。
解答
であるから,必要条件として である。
整数 について, なら であり, なら である。また4乗については,9で割った剰余を調べると のいずれかであり,特に のときだけ となる。
もし なら である。このとき の剰余は のいずれかなので, となり, にはならない。したがって である。すると なので,今度は が必要であり, である。
よって はともに正の3の倍数である。候補を小さい順に見る。 なら であるから, より小さい値を調べる段階では しかない。さらに も3の倍数である。
のとき であり, だが は平方数ではない。したがってこの値は条件を満たさない。
次に とすると であるから, として条件を満たす。 は正の3の倍数で,これより前の候補は上で尽くしているので,求める最小値は である。
総評
公式の出題意図は、整数を題材に正しく推論し、それを的確に記述する力を問うとしている。合同式で候補を強く絞る整数問題。目安時間は15分前後。最大の注意点は,4乗数の9での剰余を だけと誤認しないことで,実際には も現れる。採点上は , を順に示す部分と, が 倍の平方数でないことを確認する部分が重要である。最後は「次の候補が成立する」だけでなく,それ以前の候補を3の倍数条件と単調性で尽くしたことを明記すると答案が締まる。
正整数 を独立全探索し、最初の成立例が 、 であることを確認した。