方針
奇数から次も奇数になる条件を合同式で調べると,が必要十分である。より長く奇数が続く条件は,に含まれる2の因子の個数で管理できる。(は奇数)と書くと,奇数が続く間はとなり,で偶数になる。したがってがすべて奇数であるにはが必要十分で,最小値は,のときである。
解答
まず,奇数に対して次の項も奇数になる条件を調べる。が奇数のとき である。これが奇数であるためには であればよい。これは と同値であり,より である。
長く奇数が続く条件を一般化する。自然数を と書く。ただしは奇数,である。この形ならは奇数である。奇数の項が続く限り, なので,帰納的に となる。実際,からへは である。
この式から,ではは奇数であり,では となって偶数である。したがって,がすべて奇数であるためには が必要十分である。最小のはのときで, である。
(1)
がすべて奇数であるにはとすればよい。したがって最小値は である。
(2)
がすべて奇数であるにはとすればよい。したがって最小値は である。
総評
奇数が連続する長さをの2の因子で管理する数列問題。目安時間は16分。(は奇数)とすると,奇数が続く間はとなり,1回進むごとに2の指数が1減る。からまで奇数にする条件はで,最小値はで得られる。
公式出題意図との対応:公式は漸化式の題意を必要十分条件で論じ説明できるかを問うとしている。解答では合同式による1段階の確認,一般式の帰納,最小性の証明をすべて示した。
出典確認:公式問題PDF第3ページの理系第4問と原寸照合済み。公式資料は出題意図のみである。公式URLの保存版を用いた。
独立検算:と2047から漸化式を実際に10段追い,指定範囲がすべて奇数であることと次項が偶数になることを確認した。各値未満の自然数を全探索して最小性も確認した。