方針
接線に垂直な直線の傾きを, から求める。 とおくと,条件 は となり, の分母も で整理できる。 軸との交点は直線の式に を代入して と表し, を代入して1変数関数にする。最後は端点 と内部の停留点 ,および が含まれないことを確認して範囲を決める。
解答
とおく。 より である。
まず だから,曲線 の における接線の傾きは である。したがって,これに垂直な直線 の傾きは である。
は点 を通るので,その方程式は である。 軸との交点では であるから,その 座標 は すなわち を満たす。
ここでである。したがってよって の値域を調べればよい。
微分すると では かつ であるから, は で減少し, で増加する。したがって最小値は でとり,である。また最大値は右端 でとり, である。なお は範囲に含まれないが,そこで最大・最小を与えるわけではない。
以上より, の取りうる値の範囲は である。
総評
公式の出題意図は、数学IIIの微分法に関する理解と計算力を問うとしている。法線の 切片を1変数関数に直して増減を調べる微分問題。目安時間は25分前後。得点源は,垂直な直線の傾きを とすること, の導出を省かないこと, の範囲を と正しく取ることである。 が開端点である点に気を取られすぎると,内部最小 の確認が薄くなりやすい。指数関数は常に正なので,増減表では の符号に集中すればよい。
置換後の関数を細分点で独立走査し、内部最小値と右端最大値が解析結果に一致した。