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九州大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

aを正の数とするとき,2次関数f(x)=x2+a2+aについて,次の(1),(2),(3),(4),(5)に答えよ.

(1) 放物線y=f(x)y軸との交点Pを求めよ.

(2)Q(a,a)における放物線y=f(x)の接線の方程式を求めよ.

(3) (2)で求めた接線とx軸との交点Rを求めよ.

(4) x軸,y軸,弧y=f(x) (0xa)
および線分QRで囲まれた図形OPQRの面積Saで表せ.
ただし,Oは原点とする.

(5) OP=ORのとき,aおよびSの値を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安23

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算、計算整理

方針

(1) から (4) は文系第1問と同じく、交点、接線、x 切片、面積を順に求める。(5) では OP=a2+a, OR=a+1/2 を座標から読み取り、a>0 に注意して a を決める。最後に得た a を面積式へ代入し、根号を整理する。

解答

(1) x=0 を代入して f(0)=a2+a であるから P=(0,a2+a) である。

(2) f(a)=a2+a2+a=a なので Q(a,a) は放物線上にある。また f(x)=2x であるから、Q における接線の傾きは 2a である。したがって ya=2a(xa) より y=2ax+2a2+a である。

(3) x 軸との交点では y=0 であるから 0=2ax+2a2+a である。a>0 より x=a+12 となる。よって R=(a+12,0) である。

(4)
面積 S は、0xa の放物線の下の面積と、線分 QRx 軸でできる直角三角形の面積の和である。したがってS=0a(x2+a2+a)dx+1212aである。計算すると0a(x2+a2+a)dx=23a3+a2であり、S=23a3+a2+a4 となる。

(5)
座標から OP=a2+a,OR=a+12 である。条件 OP=OR より a2+a=a+12 となる。したがって a2=12 であり、a>0 だから a=12 である。

これを (4) の式に代入する。a2=12,a3=122=24 なのでS=2324+12+142=26+12+28=12+7224である。
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別解

解法2(接線下の三角形から差し引く)

方針

(1) 〜(3) で交点と接線を求める。(4) の領域は、両座標軸と接線が作る
大きな直角三角形から、接線と放物線の間の面積を引いて求める。
(5) は座標から OP, OR を読み、正の a を決めて面積式へ代入する。

解答

(1) f(0)=a2+a よりP=(0,a2+a).(2) f(a)=a, f(a)=2a なのでy=2ax+2a2+a.(3) 接線で y=0 とおくとR=(a+12,0).(4) 両座標軸と接線が作る三角形の面積は12(a+12)(2a2+a)=a(2a+1)24.接線と放物線の高さの差は (xa)2 だからS=a(2a+1)240a(ax)2dx=23a3+a2+a4.(5) 座標からOP=a2+a,OR=a+12.OP=OR より a2=1/2 であり、a>0 だからa=12.a2=1/2, a3=2/4 を (4) へ代入するとS=12+7224.

総評

接線・面積・長さ条件をつなぐ小問問題。目安時間は23分。a>0 により切片計算と平方根の符号を確定する。面積は二領域の和と、大三角形から曲線間面積を引く方法で一致し、OP=OR から a2=1/2 が得られる。
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出典: 九州大学 1981年度 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。