方針
曲線下の面積と2つの三角形から を表す。(2)はその式を微分して合成関数の微分を行い、(3)は と置いて を求める。
解答
区間 の曲線下の面積に、線分 の下の三角形を加え、線分 の下の三角形を引く。したがって (1)を で微分すると与えられた関数ではだから とおけばよって\newpage
、 とおく。(1)の面積公式を微分すると一方したがって積分するとただし は任意の実数である。よってこの関数は である。また右辺は で0、その導関数は で負だから、 で となる。したがって元の「上に凸」の条件も満たす。
別解
解法2(楕円の面積式と一次微分方程式を使う)
方針
(1) は境界の向きから面積を直接組み立てる。(2)は楕円弧の積分を実行すると、 に依存する部分が一次式になる。(3)は を使って直接積分する。
解答
原点から までの三角形、 から までの曲線下、原点から までの三角形を符号付きで加えるとこれは解法1と同じ式である。
とおくとしたがって曲線下の面積のうち に依存する部分はである。一方ゆえに のうち に依存する部分はだけである。
残りは だけで決まる定数だから\newpage
のとき、(1)を微分してしたがって を代入するとよってすなわち任意定数 による項 は直線 と曲線の面積差へ寄与しない。また は2階微分にも影響せず、解法1で確認した上に凸の条件を保つ。
総評
難度8、計算量8、目安42分。面積を曲線下の積分と2つの三角形に分けることが出発点である。(2)は微分による短い解法と、楕円弧の積分で変数部分を直接消去する解法を示した。(3)では と置く方法と を使う方法を用意し、任意定数の意味と上に凸・ の条件まで検算した。