赤を R、白を W と書き、最後の1回が勝敗を決めることに注目する。(1)は白3個で終わる列、(2)は長さ2、3、4の終了列を分類する。
解答
赤玉、白玉が出る確率をそれぞれp=31,q=32とする。
(1) B 君が勝つのは、WWW または、最初の3回に R が1回、W が2回出た後に W が出る場合である。したがってP(B君の勝ち)=q3+3pq3=278+278=2716.(2) X の値は 2,3,4 のいずれかである。P(X=2)=p2=91.3回で終わるのは WWW または、最初の2回に R,W が1回ずつ出て最後が R の場合だからP(X=3)=q3+2p2q=278+274=94.よってP(X=4)=1−91−94=94.確率分布はXP(X)291394494である。
別解
解法2(余事象と生存確率)
方針
(1) は A 君が勝つ場合を、2個目の赤玉が出る時刻で数えて余事象を取る。(2)は各時刻までゲームが続いている確率の差から分布を作る。
解答
(1) A 君が勝つのは、2個目の赤玉が2、3、4回目に出る場合である。その確率はP(A君の勝ち)=p2+2p2q+3p2q2=91+274+274=2711.したがって余事象よりP(B君の勝ち)=1−2711=2716.(2) まず X≧2 は確実である。2回で終了するのは RR だけだからP(X≧3)=1−p2=98.3回を終えてもゲームが続くには、赤1個、白2個でなければならない。したがってP(X≧4)=3pq2=94.よって差を取ればP(X=2)P(X=3)P(X=4)=1−98=91,=98−94=94,=94.したがってP(X=2)=91,P(X=3)=94,P(X=4)=94.
総評
吸収条件のある短い確率過程だが、終了前の列だけを数える必要がある。目安時間は23分。終了列の直接分類と、余事象・生存確率による解法を分けて示した。確率分布の和が1になること、(1)の 16/27 と A 君の勝率 11/27 の和が1になることが検算になる。