方針
直線 を新しい 軸、つまり にするため、45度回転後の座標を用いる。回転後のだ円を について解き、 の部分を のまわりに回転する。断面は、 では円板、 では外半径と内半径の差になるので、2つの積分に分ける。
解答
(1)
点 を原点のまわりに 回転した点を とすると である。したがって逆に である。
これを に代入するとである。両辺を整理して となるから、 である。
(2)
この座標では、直線 は である。したがって、求める回転体は、だ円 のうち の部分を のまわりに回転してできる。
だ円の方程式を について解くと であるから である。
上側の枝を 下側の枝を とする。 の部分は、 では 、 では である。
したがって体積はである。
まず である。第3項は で奇関数なので積分が になり、である。
次に である。よってである。 とおくとだからである。
したがって である。
回転軸を 軸へ移すと、円板・円環または円筒殻で体積を積分できる
別解
解法2
方針
45度回転で軸を 軸へ移すところまでは同じである。
回転領域を水平な細長い長方形に分け、各部分が作る薄い円筒殻の
体積を積分する。固定した での領域の横幅を二次方程式の2根から求める。
解答
(1)
回転後の座標は逆変換を楕円へ代入すると(2)
回転軸は になる。固定した に対しの2根の差、すなわち領域の横幅はまた である。高さ の薄い横長部分を
回転すると、半径 、高さ の薄い円筒殻になる。
よって体積はだから
総評
座標回転で軸を にそろえ、回転体の断面積を積分する問題である。目安時間は28分。 の領域が と で断面の形を変える点が最大の注意点である。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。