方針
カードを選び、どちらの面が上になるかまで考えると、20個の面が同じ確率で上面として現れる。(1)は上面が白である10面のうち、下面が黒になる4面を数える。(2)は「同じ色を答える」「異なる色を答える」を、それぞれ両面同色カードの面数、片面白片面黒カードの面数として数えればよい。(iii)は答えが上面の色と独立に白黒半々なので、下面の実際の色にかかわらず的中確率は である。
解答
(1)
1枚のカードを無作為に取り出し、さらにどちらの面が上になるかも同じ確率で起こると考える。すると、上面として現れる可能性のある面は全部で 面であり、どれも同じ確率である。
白い面は、両面白カード3枚から 面、片面白片面黒カード4枚から 面ある。したがって、上面が白である場合は合計 通りである。
このうち下面が黒であるのは、片面白片面黒カードで白面が上に出ている場合だけなので 通りである。よって求める確率は である。
(2)
(i)
上面と同じ色を答えて当たるのは、上面と下面が同じ色である場合である。これは両面黒カード3枚と両面白カード3枚の場合であり、面の数で数えると 通りである。全体は20通りなので、当たる確率は である。
(ii)
上面と異なる色を答えて当たるのは、上面と下面が異なる色である場合である。これは片面白片面黒カード4枚の場合で、上面としては 通りある。よって当たる確率は である。
(iii)
この方法では、上面の色やカードの種類に関係なく、白と黒をそれぞれ確率 で答える。下面の色が白であっても黒であっても、正しい色を答える確率は である。
したがって当たる確率は である。
別解
解法2
方針
カードの型を事象としてベイズの公式を使う。(1)は上面が白という条件で型を更新する。(2)は両面同色型と異色型の事前確率から各戦略の成功確率を求める。
解答
カードの型を と書く。
(1)
上面が白となる確率は上面が白かつ下面が黒となるのは 型で白面が上になった場合なのでベイズの公式から(2)
(i) 上面と同じ色が当たるのは両面同色型のときである。(ii) 上面と異なる色が当たるのは異色型のときである。(iii) 下面がどちらの色でも、二色から無作為に答えて当たる条件付き確率は である。したがって全確率も
総評
全20面を同確率に数える方法と、カード型を事象としてベイズの公式を使う方法の双方を示した。「上面が白」の情報はカード型の確率を変えるが、(2)の各戦略では上面を見た後の個別計算をせず、両面同色・異色という型でまとめられる。