方針
(1) は「4が取り出される」ことを、4を含むグループで4が最小になることに言い換える。(2) はグループ分け全体を数え、4を含むグループの相手二枚を5以上から選ぶ。残り二グループでは、取り出される最小値がどちらも4未満になるように、1,2,3 が一方に固まる場合だけを除く。
解答
(1)
4 が書かれたカードが取り出されるためには、4 を含むグループの中で 4 が最小であればよい。4 と同じグループに入る残り二枚は、4 以外の 8 枚から選ばれる。その二枚がどちらも 5 以上であれば、4 がそのグループの最小になる。
5 以上のカードは 5,6,7,8,9 の 5 枚であるから、求める確率はである。
(2)
まず、9 枚を 3 枚ずつの 3 つのグループに分ける総数を数える。グループの順序を区別しないので 通りである。
取り出された三枚の最大が 4 であるためには、まず 4 が取り出されなければならない。したがって 4 と同じグループの残り二枚は、5 以上の 5 枚から選ぶ必要があり、その選び方は 通りである。
このあと残る 6 枚は、1,2,3 の三枚と、5 以上の三枚である。これらを 3 枚ずつの 2 グループに分ける方法は 通りである。このうち、1,2,3 が同じグループに入る場合だけは、もう一方のグループがすべて 5 以上になり、そのグループから取り出される最小値が 4 より大きくなる。これは不適である。
したがって残り二グループの分け方は 通りである。よって有利な分け方は 通りで、求める確率は である。
別解
解法2
方針
三つのグループに仮の名前を付け、順序付きの分割として数える。全事象と有利事象の双方で同じラベル付けを使うことで、順序を区別するかどうかによる割り忘れを防ぐ。
解答
(1)
4 と同じグループに入る二枚は、残り8枚から一様に選ばれる。4がそのグループの最小となるには二枚とも から選ばれればよい。よって(2)
三つのグループを と区別する。全分割数は4を含むグループの選択は 通り、その同伴二枚を5以上から選ぶ方法は 通りである。
残り6枚は と5以上の三枚である。残る二つの名前付きグループの一方を選ぶ方法は 通り。このうち、一方が の全部、または5以上の三枚全部となる2通りでは、取り出された残り二枚の一方が4より大きくなる。したがって適する分け方は 通りである。
よって有利な分割は通りであり、
総評
グループ分けと最小カードの条件を正確に読む確率問題。目安時間は22分。(1) は4を含むグループだけに注目すればよい。(2) は「最大が4」なので、4が含まれるだけでなく、残り二グループから取り出されるカードがどちらも4未満である必要がある。この条件を 1,2,3 の配置で表すと数えやすい。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲まで確認した。