方針
正六角形の隣り合う辺なので 、 をまず固定する。中心 は 、内接円の半径は であるから、円の方程式を内積で表す。(3) は を円の方程式に代入し、二次方程式の解をすべて拾う。
解答
(1)
正六角形の一辺の長さは で、 である。したがって である。
内接円の中心を とすると、正六角形の対称性から である。また内接円の半径は、正三角形を半分にした直角三角形から である。よって が内接円上にある条件は である。
これを内積で展開する。まず なので である。したがって求めるベクトル方程式は である。
(2) であり、正六角形の頂点の並びから である。 は の中点だからである。
(3)
条件 より である。ここで より である。また なので である。
これらを (1) の方程式に代入すると であり、両辺を 倍して を得る。したがって であるから である。
別解
解法2
方針
座標を置いて正六角形と内接円を同時に表す。中心・半径、点 の座標を直接求め、直線 を 倍した点と円の交点条件から二つの を得る。
解答
(1)
、、 と置く。このときであり、正六角形の中心はである。内接円の半径は だから、 に対してである。 を用いて展開すると(2)
なので、 は の中点より一方、であるから(3) である点の座標はである。これを内接円へ代入すると整理してとなる。したがって
総評
正六角形をベクトルの内積計算に落とす標準問題。目安時間は20分。得点上は、、中心 、半径 の三点を答案に明示することが重要である。(3) では直線と円の交点なので解が二つ出ることを想定しておくと、 の見落としを防げる。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲まで確認した。