方針
まず 、 から を出し、 より 、 を確認する。面積 は曲線 と直線 の差の積分で求め、三角形 の面積が であることから を得る。最大値は を微分し、 の2次方程式に落として決定する。
解答
(1)
与えられた式からである。さらに では 、 であるから である。
(2)
時刻 における点 を とおく。 のとき直線 は である。
したがって はである。ここでを用いる。 だからさらに であるから である。 のときも極限、または図形がつぶれることから同じ式が成り立つ。
次に、三角形 の面積は、底辺 と点 の 軸からの距離 を用いて である。この三角形は、曲線 によって面積 の部分と の部分に分かれるので である。よって となる。したがって である。
(3)
(2) より である。これを微分すると となる。 は と同値である。 とおくと であり すなわち である。したがって を得る。 では であり、上の点を過ぎると はさらに大きくなるので導関数は負になる。よって最大となる時刻は である。
別解
解法2(面積の行列式表示)
方針
と見て曲線を双曲線と同定する。
原点と曲線弧で囲む面積はで直接求め、
残りの面積は三角形との差として出す。
解答
(1)
与式からよって(2)
であり
だから、
原点と曲線弧で囲まれる有向面積の絶対値は三角形 の面積は で、これが に等しい。
したがって(3)を微分すると は で増加するため、導関数は1度だけ
正から負へ変わる。 としてを解けば 。よって最大時刻は
総評
難度6、計算量6。目安時間は
24〜30分。
主題は図形と方程式・積分・微分である。解法1では誘導に沿った標準的な答案を、解法2では
異なる見方から全小問を再構成した。採点では、途中の必要条件を十分条件まで戻すこと、
場合分けの境界・等号条件・定義域を明記することが重要である。