方針
放物線 の接線を傾き で と表す。点 を通る接線の傾きは の2根なので、根と係数の関係で 、、 を に直す。角度条件は として、 の直角の場合を除き、軌跡の式を得る。
解答
(1)
接点を , とする。2接線の交点はである。 のとき、点 から接点へ向かう2本の半直線が作る角を
とすれば右辺が正であるため である。
(2)
放物線 の傾き の接線はである。これが を通る条件はその2根を とすると(1) と からしたがって逆にこの条件を満たす点では2本の接線が存在し、その半直線のなす角は
であるから、これは必要十分である。
(3) ではよって は双曲線の下側の枝だけである。上側の枝では2本の接線が作る角が鋭角 にならない。
別解
解法2(接点への半直線ベクトル)
方針
接線の傾きを根として扱い、点 から2接点へ向かうベクトルの内積・行列式で角を求める。これにより枝の条件 も同時に決定する。
解答
(1)
接線の傾きを とすると接点 , へのベクトルはしたがって内積は は鋭角だから内積は正であり、すなわち である。また行列式と内積の比から(2)
よって(3) ならしたがって下側の枝だけが である。
総評
難度7、計算量7。目安時間は20〜26分。採点ポイントは、傾き の接線を と表すこと、傾き を2次方程式の根として扱うこと、角度公式では絶対値と の直角の場合を落とさないことです。
誤りやすいのは、 と決めつけて軌跡の下側の枝を消してしまうことです。 は鋭角なので、傾きの公式は絶対値で扱うのが安全です。 では双曲線 の上側・下側の2枝が対象になります。