方針
三直角の頂点 を原点に置き、 を3本の座標軸上に取る。(1) は重心 を求め、 などを内積0の条件に直す。(2) は点 を直線 上の媒介変数 で表し、重心条件から の座標を出す。最後に を の二次式として最小化する。
解答
(1) とおくことができる。三角形 の重心は である。 であることは と同値である。ここでなので である。よって を得る。
同様に である。3式を比べると であり、長さは正なので である。逆に なら上の3式はすべて成り立つので、これは必要十分条件である。
(2)
線分 を に内分する点は である。点 は直線 上にあるので、実数 を用いてと表せる。 なので であるが、後で得る最小点は を満たす。
三角形 の重心が であるから である。したがって よりである。
よってである。これは の二次式であり、最小にする は である。この値を代入すると となる。したがって である。
なお、(1) の条件 が成り立つ場合には となる。
別解
解法2(平面の法線と点・直線距離)
方針
(1) は平面 の法線と の平行条件にする。(2) は が描く直線と原点の距離をベクトルで求める。
解答
(1) とおく。平面 はであり、法線ベクトルは3つの角が直角であることは が平面 に垂直である
ことと同値である。だから より長さは正なので であり、逆も明らかである。
(2) とすると、重心条件からしたがって は、点ベクトルを通り方向ベクトルをもつ直線上を動く。原点からこの直線までの距離は分子を整理するととなるので
総評
難度7、計算量7。目安時間は20〜26分。採点ポイントは、三直角を座標軸に置くこと、重心から出るベクトルの内積で直角条件を書くこと、(2) で と を媒介変数で正確に表すことです。
誤りやすいのは、(2) が (1) の条件 を仮定していると決めつけてしまうことです。問題文上は一般の に対して最小値を求めるのが自然なので、一般式を出したうえで、必要なら の場合を補足します。二次式の最小化では ではなく を扱うと計算が安定します。