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九州大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

関数f(x)=sinx1212について,
次の問いに答えよ.ただし,πxπとする.

(1) f(x)=0となるxを求めよ.

(2) 関数y=f(x)のグラフの概形を描け.

(3) 実数kに対し,f(x)=kを満たすxの個数を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

三角関数関数 絶対値の処理、グラフの概形、場合分け

方針

内側の絶対値から外す。u=sinx と見ると,u12 では f(x)=sinxu12 では f(x)=1sinx である。零点は sinx12=12 から求める。個数は k の値によって水平線 y=k とグラフの交点数が変わるため,0,12,1 を境に場合分けする。

解答

(1) f(x)=0sinx12=12 と同値である。したがって sinx=0またはsinx=1 である。πxπ でこれを満たすのは x=π, 0, π, π2 である。

(2) u=sinx と見る。u12 のとき u12=12u なので f(x)=sinx=sinx である。u12 のときは f(x)=sinx1=1sinx である。したがってf(x)={sinx(sinx12),1sinx(sinx12)である。グラフは,x=π,0,π,π/20 をとり,x=π/2 で最大値 1 をとる。0xπ では x=π/6,5π/6 で式が sinx から 1sinx に切り替わる。

(3)
値域は 0f(x)1 である。したがって k<0 または k>1 では解はない。 k=0 では(1)より4個である。0<k<12 のとき,sinx=k から4個,1sinx=k,すなわち sinx=1k から2個出るので,合計6個である。k=12 のときは sinx=12 の2個と sinx=12 の2個で,合計4個である。12<k<1 のときは sinx=k のうち sinx=k だけが有効で,2個である。k=1 では sinx=1 だけなので1個である。

よって解の個数はk解の個数k<0, 1<k0k=040<k<126k=12412<k<12k=11である。

総評

絶対値を二重に外す問題である。目安は15分程度。f(x) を直接描こうとせず,まず u=sinx の関数として u1u に分けると整理しやすい。個数問題では k=0,12,1 の境界で交点が重なったり消えたりするため,端点を表で分けるのが安全である。

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出典: 九州大学 2006年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。