方針
は の二次関数なので,微分して最小条件を出す。分母 は正である。(2)は,直線上の点がなく,かつ上側の点もないと仮定すると全点が下側にあるので, を で掛けて和を取り,(1)の式と矛盾させる。(3)は を代入して を計算し,直線上にある条件を整数 の条件に落とす。
解答
(1) を で微分すると である。最小値を与える では だから である。したがって である。 なので であり, である。
(2)
どの点も直線 上になく,さらに上側にもないと仮定する。このときすべての について である。 だから である。これを について足すと となる。しかし(1)より右辺は と等しい。これは矛盾である。したがって少なくとも1点は直線 の上側にある。
(3) , とする。このときである。よってである。
点 が直線 上にある条件は である。上の を代入すると である。 より両辺を で割って すなわち である。したがって,ある点が直線上にあるための条件は, が から までの整数であることである。これは すなわち であり, によらない条件である。
最小値であることの確認であるから, を満たす点はただ1つで,確かに全体の最小値を与える。(2)で用いた等式はこの最小条件そのものである。
総評
最小二乗の形だが,必要なのは二次関数の微分と不等式の和だけである。目安は20分程度。(2)では のため不等号の向きを変えずに掛けられることが重要である。(3)は が消えて,最後に が整数かどうかという条件だけが残る流れを明確に書く。