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九州大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

放物線C:y=x2上の点Pにおける法線とは,点PにおけるCの接線と点Pで垂直に交わる直線である。
このとき,次の問いに答えよ。

(1)(p,p2)におけるCの法線の方程式を求めよ。

(2) y軸上の点(0,a)を通るCの法線の本数を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

微分図形と方程式 接線・法線、場合分け

方針

接線の傾き 2p から法線の傾きを決めるが,p=0 では接線が水平となり,法線が縦線になるので別扱いする。p0 の法線が y 軸上の点 (0,a) を通る条件は切片だけで決まり,a=p2+1/2 の実数解の個数に,頂点での縦の法線1本を加えて本数を数える。

解答

(1) p0 とする。y=x2 の導関数は 2x であるから,点 (p,p2) における接線の傾きは 2p である。したがって法線の傾きは 1/(2p) で,方程式は yp2=12p(xp) である。一方,p=0 のとき接線は y=0 であるから,法線は x=0 である。

(2)

まず p=0 の法線 x=0 は,a の値によらず点 (0,a) を通る。

次に p0 の法線を考える。この直線が (0,a) を通る条件は ap2=12p(0p)=12 すなわち a=p2+12 である。よって a>1/2 のときは p=±a1/2 の2つがあり,これらの法線は傾きが異なるので互いに別の直線である。a1/2 のときは p0 の解はない。

以上より,本数は{3(a>1/2),1(a1/2)である。

a>12 の例。頂点の法線1本と,左右対称な2本の法線が通る。

総評

難度5,計算量4。頂点での法線 x=0 を落とすと答えが1本ずつ少なくなるため,p=0 の扱いが最大の注意点である。p0 の部分は y 軸切片 p2+1/2 の取り得る範囲を読むだけでよい。a=1/2 では p=0p0 の式に代入して重複計上しないことも採点上重要である。10分程度で確実に取りたい問題。

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出典: 九州大学 2008年度 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。