方針
とおき,円の方程式に双曲線から得られる を代入して,交点の 座標を直接求める。得られる2つの候補 , が双曲線上で実際に点を与えるには が必要で,等号なら1点,不等号なら左右対称に2点である。この判定で接する半径と共有点数を分類し,最後は を代入して平方できる条件を注意して整理する。
解答
(1) とおく。双曲線は であるから,交点では である。これを円 に代入すると すなわち となる。これを解くと である。
双曲線上の点が存在するには が必要で,等号のときは の1点になる。上側の候補 が に等しくなるのは のときであり,下側の候補 が に等しくなるのは のときである。したがって接するときの は である。
(2)
(1) の判定をそのまま用いる。 では2つの候補のいずれも を満たさないので共有点はない。 では上側頂点で1点だけ共有する。 では上側の候補だけが となり,左右対称な2点を共有する。 では上側の2点に加えて下側頂点で接するため3点である。 では上下それぞれで左右対称な2点を持つので4点である。
よって, としてである。
(3)
共有点が2個である条件は である。
左側の不等式は であり,右辺は正なので平方してよい。よって すなわち である。
右側の不等式は である。 なら左辺は0以下なので自動的に成り立つ。 のときは両辺が正なので平方して すなわち を得る。
したがって図示すべき範囲は, のもとで を満たし,さらに では を満たす部分である。実際の図では,上側境界 の下側を取り, に現れる下側境界 の下側を除く。境界上は共有点数が1個または3個になるため含まない。
左:交点候補は上下の枝に現れる。右: のときの 領域(境界は除く)。
総評
難度8,計算量7。距離の感覚だけで進めると,下側の枝でいつ2点が発生するかを取り違えやすい。交点の 座標を先に出し, と の場合を分けると,共有点数0個から4個までを機械的に分類できる。(3)は平方する不等式の両辺の正負確認が重要で,特に は で自動成立する。20分以上かかり得る後期らしい重めの図形問題である。