(1)
ABは直径であり,Mは円周上の点だから ∠AMB=90∘ である。三角形AMBにおいてAB=2,∠MAB=θなので MB=2sinθ,AM=2cosθ である。
また,A=(−1,0)から見たAMの方向はx軸の正の向きとなす角がθであるから M=(−1,0)+2cosθ(cosθ,sinθ) である。よって M=(2cos2θ−1,2sinθcosθ)=(cos2θ,sin2θ) を得る。
(2)
点Bの中心角は0,点Mの中心角は2θである。弦の長さは対応する中心角の大きさで決まり,NM=MBで,さらにN=Bだから,NはMから見てBと反対側に同じ中心角だけ進んだ点である。したがってNの中心角は 2θ+2θ=4θ であり,N=(cos4θ,sin4θ) である。PはNからx軸へ下ろした垂線の足なので,P=(cos4θ,0)である。よって PB=1−cos4θ=2sin22θ である。
(3)
t=sinθとおくと MB=2sinθ=2t である。また PB=2sin22θ=2(2sinθcosθ)2=8t2(1−t2) である。したがってMB=PBは 2t=8t2(1−t2) である。t>0なので両辺を2tで割って 4t(1−t2)=1 を得る。
(4)
Nが上半円上にあるためには0<4θ≦πである。したがって 0<θ≦4π,0<t=sinθ≦21 で調べればよい。
g(t)=4t(1−t2)とおく。0<t≦1/2でg(t)=1の解の個数を調べる。導関数は g′(t)=4(1−3t2) であるから,g(t)は0<t<1/3で増加し,1/3<t≦1/2で減少する。
まず0<t≦1/2ではg(t)は増加し,t→+0limg(t)=0,g(21)=23 である。よってこの区間にg(t)=1の解がただ一つある。
次に1/2≦t≦1/2では,最小値は端点のどちらかで生じるのでg(t)≧min{g(21),g(21)}=min{23,2}>1である。したがってこの区間にはg(t)=1の解はない。以上より,MB=PBとなる点Mはただ一つである。
等しい弦が作る中心角
M の中心角は 2θ。等弦条件と N\neqqB から N の中心角は 4θ。