方針
(1) は左焦点を極にした極座標に直し、楕円の「2焦点からの距離の和が 」という性質を使う。右焦点までの距離を として2乗し、 を用いて整理する。(2)は原点から見た方向角を とし、楕円上の点までの距離 を方程式に代入して を方向だけで表す。直交する方向は なので、足すと三角関数が消える。
解答
(1) とおく。楕円の焦点は であり、 座標が小さい方の焦点は である。
この を極とし、 軸正方向を始線とする極座標で点を表すと である。また、右の焦点を とする。楕円上の点では であり、 だから である。
一方、座標からである。したがって である。展開して を消すと であり、4で割って整理すると である。 だから である。
左:焦点 を極とする表示。右:中心 から互いに直交する2方向。
(2)
原点から楕円上の点へ向かう方向角を とし、その点までの距離を とする。この点の座標は である。楕円の方程式 に代入すると である。よって である。
2本の線分 が直交するなら、対応する方向角は と としてよい。したがって であり、である。これらを足すとである。これは の位置によらない定数である。
総評
楕円の焦点性質と、原点から見た方向表示を使う問題である。(1)では焦点を極に取るため、通常の中心極座標と混同しないことが重要である。 として2乗し、 を使うと極方程式が短く出る。(2)は方向角を置けば、直交する方向で と が入れ替わるだけで定数性が見える。目安時間は20分程度。