方針
(1) は角Bをはさむ2本のベクトル 、 の内積を見る。内積が負なら角は鈍角である。(2) は点Hを直線BC上の点 とおき、 を内積0の条件で表して を求める。(3) は が 軸上の長さ1の辺であることを使い、Hから 軸までの距離を高さとして三角形の面積を出す。
解答
(1)
角Bをはさむ2つのベクトルはである。これらの内積はである。
内積が負であるから、2つのベクトルのなす角の余弦は負である。したがって である。
(2)
点Hは直線BC上にあるので、実数 を用いてと表せる。
HはAから直線BCに下ろした垂線の足であるから、 である。すなわち をみたす。ここで であるから、となる。よって より である。
したがって である。
(3)
点Oと点Aはともに 軸上にあり、 である。したがって三角形OAHの面積は、底辺をOAとし、Hから 軸までの距離を高さとして求められる。
Hから 軸までの距離は、Hの 成分を用いてである。よって である。
総評
空間ベクトルの基本処理を3段階で確認する問題である。目安時間は15分。(1) は角Bなので、必ずBを始点にした と を使う。(2) は直線BC上の点を1変数で表し、垂線条件を内積0にするだけだが、 と の向きはどちらでもよいので、符号よりも内積が0になることを重視するとよい。(3) は三角形が座標平面内にないため、HからOA、つまり 軸への距離を高さとして取るのが安全である。