方針
(1) は とおけば で、 と の大きい方を最小にする問題になる。(2) は最大値を とおき、 から 、さらに から下限を作る。得られた下限を実際に達成する を提示して最小値を確定する。
解答
(1) とおく。、 なので である。考える量は である。 のときは であり、 のときは である。したがって常に である。
一方、例えば とすれば となり、 である。よって最小値は である。
(2) とおく。このとき であり、 なので である。また だから とは限らない点に注意し、 から を得る。さらに であるから が必要である。
したがって である。 なので、この不等式から を得る。つまり、どのような に対しても である。
次に、この値が実際に達成されることを確認する。 とおく。 は を満たすので である。ここで とすれば である。さらに であるから条件を満たしている。このとき である。
よって最小値は である。
総評
難度4、計算量3。目安時間は12分。最大値の最小化では、まず最大値を と置いて必要条件から下限を作るのが有効である。(2) では から を得て、 と組み合わせるのが核心である。下限を出しただけでは不十分で、 が実際に達成することまで確認して最小値が確定する。 の向きは誤りやすいので、 から丁寧に導くとよい。