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九州大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

x,yを0以上1以下の実数とする。このとき,以下の問いに答えよ。
ただし,a,b,c,dが実数のとき,
max(a,b)a,bのうちの最大の数を表し,
max(a,b,c,d)a,b,c,dのうちの最大の数を表す。

(1) max(xy,1xy)の最小値を求めよ。

(2) max(xy,1xy,x,y)の最小値を求めよ。

難易度4/ 10計算量3/ 10目安12

方程式・不等式 範囲評価、必要十分条件不等式評価

方針

(1)u=xy とおけば 0u1 で、u1u の大きい方を最小にする問題になる。(2) は最大値を M とおき、xM,yM から xyM2、さらに 1xyM から下限を作る。得られた下限を実際に達成する x=y を提示して最小値を確定する。

解答

(1) u=xy とおく。0x10y1 なので 0u1 である。考える量は max(u,1u) である。 u1/2 のときは max(u,1u)=u1/2 であり、u1/2 のときは max(u,1u)=1u1/2 である。したがって常に max(u,1u)12 である。

一方、例えば x=1,y=12 とすれば u=xy=1/2 となり、max(xy,1xy)=max(12,12)=12 である。よって最小値は 12 である。

(2) M=max(xy,1xy,x,y) とおく。このとき xM,yM であり、x,y0 なので xyM2 である。また 1xyM だから 1M21xyM とは限らない点に注意し、xyM2 から 1xy1M2 を得る。さらに 1xyM であるから 1M2M が必要である。

したがって M2+M10 である。M0 なので、この不等式から M1+52 を得る。つまり、どのような x,y に対しても max(xy,1xy,x,y)512 である。

次に、この値が実際に達成されることを確認する。 λ=512 とおく。λλ2+λ1=0 を満たすので 1λ2=λ である。ここで x=y=λ とすれば xy=λ2,1xy=1λ2=λ,x=y=λ である。さらに 0<λ<1 であるから条件を満たしている。このとき max(xy,1xy,x,y)=max(λ2,λ,λ,λ)=λ である。

よって最小値は 512 である。

総評

難度4、計算量3。目安時間は12分。最大値の最小化では、まず最大値を M と置いて必要条件から下限を作るのが有効である。(2) では x,yM から xyM2 を得て、1xyM と組み合わせるのが核心である。下限を出しただけでは不十分で、x=y=(51)/2 が実際に達成することまで確認して最小値が確定する。1M2M の向きは誤りやすいので、xyM2 から丁寧に導くとよい。

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出典: 九州大学 2015年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。