(1) xn=rn−1 であるから、xn+1=rn であり、xn+1−xn=rn−rn−1=(r−1)rn−1 である。したがってan=f(xn)(xn+1−xn)=(rn−1)−α(r−1)rn−1=(r−1)r(1−α)(n−1)である。
これは初項 r−1、公比 r1−α の等比級数である。r>1 なので、r1−α<1 となるのは α>1 のときである。よって α>1 のとき収束し、a(r)=n=1∑∞(r−1)r(1−α)(n−1)=(r−1)1−r1−α1である。すなわち a(r)=1−r1−αr−1(α>1) である。
一方、0<α≦1 のときは r1−α≧1 である。α=1 なら各項は r−1 で0に近づかず、0<α<1 なら項が大きくなる。したがってこの場合、級数は発散する。
(2)
同様にbn=f(xn+1)(xn+1−xn)=(rn)−α(r−1)rn−1=(r−1)r−αr(1−α)(n−1)である。これも公比 r1−α の等比級数である。
したがって α>1 のとき収束し、b(r)=1−r1−α(r−1)r−α(α>1) である。0<α≦1 のときは (1) と同じ理由で発散する。
(3) 0<α≦1 では (1), (2) の級数が発散するので、有限な値としての a(r),b(r) は得られない。以下、α>1 とする。
(1) で得た式を、r→1+0 で扱いやすい形に直す。1−r1−α=1−rα−11=rα−1rα−1−1であるからa(r)=1−r1−αr−1=rα−1−1rα−1(r−1)である。
関数 g(r)=rα−1 の r=1 における微分係数は g′(1)=α−1 である。したがって r→1+0limr−1rα−1−1=α−1 である。よって r→1+0lima(r)=α−11 である。
また b(r)=r−αa(r) であり、r→1+0 のとき r−α→1 である。したがって r→1+0limb(r)=α−11 である。
以上より、有限な極限値があるのは α>1 のときで、その値は r→1+0lima(r)=r→1+0limb(r)=α−11 である。