方針
接点を 、さらに とおき、接線の 切片 を の関数として表す。水平接線となる を除き、左右の区間ごとに微分・端点極限を調べて値域を求める。
解答
接点の 座標を とし、 とおく。すると であり、曲線上の点の 座標は である。また導関数は だから、接点での傾きは である。 のとき傾きは0で、接線は となり 軸上の点を通らない。よって とする。接線が 軸と交わる点の 座標を とすると であるから である。そこで とおき、この値域を調べる。
微分するとである。
まず を考える。この区間では で増減が変わり、 はそこで最小となる。また である。最小値は である。したがってこの区間から得られる は である。
次に を考える。この区間では で最大となり、 である。またである。したがってこの区間から得られる は である。
以上より、求める範囲は である。
別解
解法2(接点パラメータtのまま増減表を作る)
方針
接点 における接線の 切片を として直接求める。 は微分の符号整理にだけ使い、 の水平接線を境にした2本の枝の値域を増減表とグラフで確認する。
解答
曲線を とする。接点を とすれば、接線はである。これが を通るための条件はである。ただし 、すなわち のとき、接線は で 軸と交わらないので除く。
とおけば分母は正であり、 は 、 は に対応する。
まず では である。この枝では で極大となりまただから、この枝の値域はである。
次に では であり、 で極小となる。その値はさらにだから、この枝の値域はである。以上よりである。
総評
難度6、目安時間22分。接線の存在条件を、接線の 切片の値域として見るのが核心である。 に置くと式は1変数になるが、 の水平接線を除くこと、そこで値域が2つの区間に分かれることを明示する必要がある。採点では、接線の切片公式、 の符号、端の極限、最終的な和集合の形が重要である。