問題
四面体において,辺の中点と辺の中点を通る直線を,辺の中点と辺の中点を通る直線を,辺の中点と辺の中点を通る直線をとする。,,であり,,,のとき,以下の問いに答えよ。
(1) 直線と直線のなす角 を求めよ。
(2) 四面体の4つの頂点をすべて通る球の半径を求めよ。
方針
解法1(辺ベクトルの内積表を作る)
原点から3頂点へのベクトルを とし、3本の中点連結線の方向ベクトルを表す。直交条件と辺長条件を内積の連立方程式へ変換して長さ・内積を決定し、角度と外接球中心を求める。
解法2(直交する3本の中点連結線を基底にする)
中点連結線の方向ベクトルを と置くと、仮定より互いに直交する。頂点ベクトルをこの3本で逆表示し、辺長から を直接決める。直交基底なので角度も外接球半径もピタゴラス型に計算できる。
解答
解法1(辺ベクトルの内積表を作る)
とおく。また
とする。
直線 の方向ベクトルは、それぞれ
としてよい。例えば は の中点 と の中点 を結ぶからである。
また、与えられた辺の長さから である。
直交条件を内積で書くと より である。したがって を得る。同様に から であり、 から である。
よって である。さらに
となる。
(1)
直線 の方向ベクトルは であり、直線 の方向ベクトルは としてよい。したがって、なす角 の余弦は
である。ここで であり、 だから である。 より である。
(2)
外接球の中心を表すベクトルを とする。点Oと点Aから等距離である条件は であり、これは と同値である。同様に である。
ここで とおくと であり、同様に である。したがってこの が外接球の中心である。
外接球の半径 は であるから
である。よって求める半径は である。
解法2(直交する3本の中点連結線を基底にする)
とする。3本の中点連結線の方向ベクトルを
とおく。仮定より は互いに直交する。
これらを逆に解くと
である。したがって
よって
これを解いて
を得る。
(1)
直線 の方向は
直線 の方向は
である。したがって
また
だから
より
である。
(2)
点
を考える。直交性より
一方、
であり、符号が変わっても直交成分の二乗和は同じなので
についても同様である。したがって は から等距離にあり、外接球の中心である。半径は
となる。