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九州大学 2025年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

xyz空間内において,点A(1/2,0,4)とし,3点(0,0,2),(1,0,3),(0,1,3)を通る平面をαとする。
また,点P(s,t,u)は平面α上の点とし,s+t≠2のとき,2点A,Pを通る直線と平面z=0との交点をQとする。以下の問いに答えよ。

(1) uをs,tを用いて表せ。

(2) 点Qのx座標,y座標のそれぞれをs,tを用いて表せ。

(3) s,tがs2+t2=1を満たしながら動くとき,点Qが平面z=0に描く軌跡を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10

ベクトル、図形と方程式 座標設定、必要十分条件、文字消去

方針

平面の式を求め,直線上の点を一つの実数で表す。
平面z=0との交点では第3座標が0となるので,その実数が決まる。
直線と平面の交点を表し,逆向きにも条件を確認する
αはz=x+y+2。直線APをA+v(P−A)と表し,第3座標を0とおく。
軌跡では,点Qの座標からs,tを解き直してs2+t2=1へ戻す。
得られた曲線上のすべての点が元の条件から作れることも示す。

与えられた3点は一直線上にないため,この平面の式は一意に定まる。
直線の表示で生じる分母は2−s−tであり,問題文の条件によって0にならない。
さらにs2+t2=1のときは∣s+t∣≤2<2なので,この条件は自動的に満たされる。

軌跡の式は,中心(1/2,2)の楕円になる。
分母を払って得た式だけで結論を出すと,元の交点として実現しない点を残すおそれがある。
逆の式の分母が0となる場合を除き,元の直線の式へ戻るところまで確かめる。

解答

(1) 与えられた3点はいずれもz=x+y+2を満たし,一直線上にない。
したがってu=s+t+2.(2) 直線AP上の点は(12,0,4)+v(s−12,t,s+t−2)と表せる。第3座標を0とおけばv=4/(2−s−t)だからQ(7s−t−22(2−s−t),4t2−s−t,0).(3) Q=(X,Y,0),D=2X+2Y+7とおく。
(2)をs,tについて解くとs=4X+Y+2D,t=3YD.s2+t2=1へ代入して分母を払えば(4X+Y+2)2+9Y2=(2X+2Y+7)2,すなわち(X−1/2)26+(Y−2)212=1.逆に,この楕円上の点でD=0なら,分母を払った式からY=0,X=−1/2となるが,この点ではD=6なので矛盾する。
よって楕円上でD≠0である。
上の式でs,tを定めるとs2+t2=1,またs+t−2=−12D≠0となる。(2)へ代入すればQ=(X,Y,0)が得られる。
したがって軌跡は,平面z=0上のこの楕円全体である。

別解

別解・背景

方針

直線AQと平面の交点を使った逆の式。

解答

Q=(X,Y,0)を固定すると,直線AQ上の点は(12+w(X−12),wY,4−4w)である。これを平面z=x+y+2へ代入すると
w=3/(2X+2Y+7)が得られ,答案で使ったs,tの式となる。

中心からの投影では,円が別の平面上の楕円へ移ることがある。
軌跡の式を得る計算と,逆向きに点を作る計算をそろえると,除外点の有無を確認できる。

総評

交点の表示は第3座標を0にして求める。軌跡の式を導いた後、楕円のすべての点から元の点を作れることを確かめる。

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出典: 九州大学 2025年度 後期日程 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。