方針
直線 と放物線の交点の 座標を と置く。直線は2点 を通るため であり、放物線との差は になる。面積は なので、条件から を得る。中点 で直線族を表し、点 がそのどれかに乗る必要十分条件を として求める。
解答
直線 が放物線 と交わる2点の 座標を とする。直線は , を通るので、その傾きは である。したがって直線の方程式は である。 では、直線と放物線の差は である。よって囲まれる部分の面積はである。 と置けば でである。これが に等しいので である。
そこで とおくと である。直線は と表される。
点 がこのような直線の一つの上にあることは、ある実数 について となることと同値である。右辺を平方完成すると である。したがって必要条件として が得られる。
逆に、この不等式が成り立つなら を満たす実数 が存在する。その に対応する直線は点 を通り、放物線との間に面積 の領域を作る。
よって求める集合は である。図示すると、放物線 とその下側全体であり、境界を含む。
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別解
解法2(直線族の判別式を使う)
方針
面積条件から弦の両端の 座標の差が1であることを出す。
中点 で直線族を表し、点 を通る実数 の存在条件を判別式で求める。
解答
放物線との交点の 座標を とすれば、弦は であり、囲まれる面積はこれが だから である。 とすると直線族はと表される。点 を通る条件はを満たす実数 があることである。判別式が0以上である条件はすなわち である。逆も判別式から成り立つ。
よって求める集合は放物線 上およびその下側全体である。
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5程度。想定時間は20分から26分程度。放物線の弦と放物線で囲まれる面積が、交点間隔 だけで決まることを使う問題である。採点では、面積 、直線族 、存在条件としての を示すことが重要である。境界線だけでなく、その下側全体が答えになる点に注意したい。
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