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名古屋大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

2曲線y=1x2,y=x2x4で囲まれた図形の概形を描き、この図形を x 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安22

積分関数 体積計算対称性の利用、計算整理

方針

まず二つの曲線の交点と上下関係を確認する。交点は x=±1 で、区間 [1,1] では 1x2 が上、x2x4 が下になる。x 軸のまわりの回転体なので、外半径 1x2、内半径 x2x4 のワッシャーとして、2乗の差を積分する。

解答

交点では1x2=x2x4,したがって(x21)2=0.よって2曲線は x=±1 で接する。また(1x2)(x2x4)=(1x2)20だから、1x1 では y=1x2 が上側、y=x2x4 が下側である。

x 軸のまわりに回転すると、外半径は 1x2、内半径は x2x4 である。よって体積 VV=π11{(1x2)2(x2x4)2}dx=2π01(12x2+2x6x8)dx=2π(123+2719)=64π63.

別解

解法2(外側と内側の回転体を引く)

方針

囲まれた領域を、上側曲線の下の領域から下側曲線の下の領域を除いたものと見る。それぞれを回転した体積を別々に積分して差を取る。

解答

2曲線は x=±1 で接し、1x1 では1x2x2x40である。

上側曲線 y=1x2 の下を回転した体積はV1=π11(1x2)2dx=2π(123+15)=16π15.下側曲線 y=x2x4 の下を回転した体積はV2=π11(x2x4)2dx=2π(1527+19)=16π315.したがって求める体積はV1V2=16π1516π315=64π63.

総評

難度5、計算量5、目安22分。2曲線は x=±1 で接し、区間内ではともに非負である。ワッシャーの2乗差を一度に積分する方法と、外側・内側の回転体を別々に求めて引く方法で体積を照合した。

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出典: 名古屋大学 1982年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。