方針
進法で下位から見て最初に0でない桁を とする。 の筆算では、 桁目が 、それより上が になる。これを と足すと が消え、 となる。最小化は を最大にするだけなので、 として対応する を列挙する。
解答
であるから、下位から見て初めて0でない桁がある。すなわち となる整数 がただ一つ定まる。ただし である。 を 進法の筆算で求める。下位 桁は0で、 桁目で初めて借り下がりが起こる。したがって の各桁は、 桁目から 桁目までは0、 桁目は であり、 桁目から 桁目までは である。
よってである。一方であるからである。
これは が大きいほど小さい。よって最小は のときにとられ、その値は である。このとき なので である。
したがって最小値を与える自然数は である。
\newpage
別解
解法2(全桁が p-1 の数との補数を使う)
方針
と書く。 の末尾の0の個数を とし、
に対する 進法の補数を利用する。
解答
の 進表示の末尾に並ぶ0の個数を とする。 である。
から1を引くと、末尾の 個の0は となり、その直前の非零桁が1減るのでまたであり、 の各桁はすべて である。よってしたがって最小値は のときの であり、そのとき
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5程度。想定時間は18分から24分程度。十進法版と同じ借り下がりの構造を、一般の 進法で書く問題である。採点では、最初に0でない桁 の定義、 と の区別、最小値が で出ることが重要である。記号は増えるが、筆算の構造を崩さなければ難しくない。
\newpage