方針
まずから、, , が整数であることを取り出す。任意の整数について、をとの和に変形する。連続する2整数の積が偶数であることを使えば、各項の整数性が従う。
解答
とおく。仮定より は整数である。また が整数で、すでにが整数なのでも整数である。さらに が整数であるから、も整数である。
任意の整数について、 である。ここで なので である。したがって と表せる。 が整数なら、とはいずれも連続する2整数の積なので偶数である。は整数であるから、右辺は整数である。よって、すべての整数に対して は整数である。
別解
解法2
方針
最高次の整数係数部分を除いて と置く。2次多項式 を の値から補間すると、任意の整数 における係数がすべて整数になる。 を個別に決定しない補間公式による証明である。
解答
と置くと、 は2次以下の多項式であり、はいずれも整数である。
2次以下の多項式は3点での値によって決まり、 を使った補間式はである。実際、右辺は2次以下で、 の各点で と同じ値をとるから、この恒等式が成り立つ。
任意の整数 に対してはすべて整数である。したがって補間式から は整数である。さらに も整数なのでは整数である。よって、すべての整数 に対して は整数となる。
総評
3点で整数値をとるモニック3次多項式の整数性を証明する問題。想定時間は15分。 自体が整数とは限らない。解法1は と連続整数の積、解法2は の3点補間を用いる。どちらも任意の整数 に対する係数の整数性を明記することが重要である。