方針
式の末尾から をくくると、残った括弧が奇数になる構造を利用する。具体値1999では、奇数であることからまず を決め、次に の2の累乗部分を読んで を順に決める。一般の一意性は、 と書き、2で割れる回数と奇数部分を比較して後ろから帰納的に示す。
解答
(1) のとき である。括弧の中は「偶数 偶数 偶数 」なので奇数である。 は奇数だから、 の部分は でなければならず、 である。
したがって であり、移項して となる。ここで括弧内は奇数である。一方 だから であり、奇数部分について すなわち である。 は奇数で、 だから となる。よって である。したがって である。
(2) のとき である。ここで は奇数である。したがって を2で割れるだけ割った回数、すなわち2の累乗部分から が一意に決まる。 が決まれば、奇数部分 も一意に決まる。関数 は自然数 に対して単調に増加するので、 も一意に決まる。よって ならば である。
(3) とする。定義式から末尾の をくくると である。ここで、元の条件では なので、 は偶数である。したがって は奇数である。
同様に で、括弧内は奇数である。いま と仮定すると、両辺の2の累乗部分を比べて が分かる。さらに奇数部分を比べて だから である。
この議論を後ろから繰り返すと、 が順に得られ、最後に が残る。これは(2)より を与える。したがって である。
別解
解法2
方針
与えられた自然数 から添字を復元する手順を構成する。まず を2で割れる回数が末尾の であり、奇数部分に1を足すと1段短い が戻る。この復号操作を繰り返せば、全ての が一意に決まる。
解答
(1)
を、2で割れるだけ割った回数と残る奇数部分に分けながら復号する。1999は奇数なので より よりしたがって である。よって(2)であり、 は奇数である。従って、両辺が等しければ2で割れる回数から が分かり、残る奇数部分からとなるので である。
(3)
一般にに注意する。 だから短い方の は偶数であり、括弧内は奇数である。
従って、与えられた を2で割れるだけ割った回数は必ず である。奇数部分を とすればとなる。これを繰り返せば、末尾から が一意に復元され、最後はから、(2)によって も一意に復元される。同じ値を与える2組にこの操作を並行して施せばが従う。
総評
各段階で2の累乗部分と奇数部分を分離する問題である。末尾の指数を2進付値として読み、奇数部分へ1を足して1段短い数へ戻す復号手順が一意性をそのまま証明する。1999からは順に が復元される。添字条件 が括弧内を奇数にする。