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名古屋大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

曲線x32xy+y2=0x0 の部分を C とする。C 上で x 座標が最大となる点と、y 座標が最大となる点を求めよ。また、C で囲まれた図形の面積を求めよ。

難易度7/ 10計算量6/ 10目安30

図形と方程式微分積分 パラメータ処理、微分による最大最小面積計算

方針

方程式を y についての2次方程式と見て、y=x(1±1x) と2枝に分ける。実点があるのは 0x1 なので、x 座標最大の点は x=1 から決まる。y 座標最大は上側の枝で調べ、t=1x と置いて一変数の最大問題にする。面積は2枝の差 2x1x0 から 1 まで積分する。

解答

方程式を y について解くとy=x(1±1x).実点をもつ範囲は 0x1 である。したがって x 座標が最大となる点は(1,1)である。

y の最大値は上側の枝にある。t=1x とおくとx=1t2,y=(1t2)(1+t)=1+tt2t3.ここで 0t1 であり、dydt=12t3t2=(3t1)(t+1).よって最大は t=1/3 のときであり、x=89,y=3227.したがって y 座標が最大となる点は(89,3227)である。

2枝の差は 2x1x だから、囲まれた面積 SS=012x1xdx=201(1u)u1/2du=2(2325)=815.

別解

解法2(曲線全体を媒介表示する)

方針

t=1x を最初から媒介変数に選び、上下2枝を同時に表す。座標最大を t の範囲で調べ、面積も dx=2tdt を用いて媒介変数のまま積分する。

解答

0t1 としx=1t2とおくと、曲線の2枝はy±=(1t2)(1±t)と表される。

xt=0 のとき最大であり、(x,y)=(1,1)を得る。y の最大は上側の枝y+=(1t)(1+t)2で生じる。その導関数はdy+dt=(3t1)(t+1)だから t=1/3 で最大となり、(x,y)=(89,3227).またy+y=2t(1t2),dx=2tdt.x=0t=1x=1t=0 に対応するので、囲まれた面積 SS=102t(1t2)(2t)dt=401(t2t4)dt=4(1315)=815.

総評

難度7、計算量6、目安30分。陰関数を上下2枝に分ける方法と、t=1x で曲線全体を媒介表示する方法を照合した。座標最大と面積の積分範囲を同じ 0t1 で管理した。

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出典: 名古屋大学 1982年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。