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名古屋大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

xyz空間内の点(0,a,0) (a>0)を通りz軸に平行な直線をlとする.
3点(1,1,0)(1,0,1)(1,1,0)を頂点とする三角形の板を,
lを軸として1回転して得られる回転体の体積を求めよ.

難易度8/ 10計算量7/ 10目安32

図形と方程式積分 座標設定体積計算、場合分け

方針

高さ z の切り口を LyLL=1z と表す。外半径は常に左端、内半径は軸の真横を線分が含むかで変わるため、L<aLa に分ける。

解答

高さ z での板の切り口はLyL,L=1z,0L1.回転半径の二乗は 1+(ya)2 である。外半径は左端でR2=1+(a+L)2.L<a では内半径が右端で r2=1+(aL)2 なので断面積は 4πaL である。La では線分が y=a を含み、内半径は1だから断面積は π(a+L)2 である。

0<a1 のときV=0a4πaLdL+a1π(a+L)2dL=π3(1+3a+3a2a3).a1 のときは全範囲で L<a だからV=014πaLdL=2πa.よってV={π3(1+3a+3a2a3)(0<a1),2πa(a1).

別解

解法2(円筒殻と絶対値)

方針

回転半径に対し t=r21=ya と置く。同じ半径で最も高い板上の点は y=at であり、殻の高さは 1at になる。積分区間だけ a1a1 で変わる。

解答

回転半径を r としt=r21=yaとおく。板は y+z1 である。同じ t に対応する点のうち y=at が最も高くまで板をもち、円筒殻の高さは1at.また rdr=tdt である。

0<a1 では 0ta+1 だからV=2π{0at(1a+t)dt+aa+1t(1+at)dt}=π3(1+3a+3a2a3).a1 では a1ta+1 なのでV=2π{a1at(1a+t)dt+aa+1t(1+at)dt}=2πa.したがって解法1と同じ場合分けを得る。

総評

難易度8、計算量7。目安時間は32分である。外半径は常に左端だが、内半径は線分が y=a を含むかで変わる。L<aLa の局所的な場合分けを、最終的な 0<a1a1 へ正しくつなげる。行列式や大学範囲の体積公式は不要である。

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出典: 名古屋大学 1986年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。