方針
周長3を法とする道のりで3点の位置を表す。辺が切り替わる時刻で区間を分け、各点の座標を符号つき面積の公式へ代入する。面積0は得られた二次式・積の零点から漏れなく拾う。
解答
(1)
正三角形の周長は3である。3秒間に が進む距離はそれぞれ で、いずれも周長の整数倍である。したがって3点が同時に元の位置へ戻りとなる。
(2)とする。周上の位置を から進んだ道のりで表すと、時刻 ではをそれぞれ3で割った余りとなる。
3点 の符号つき面積の2倍をとする。各区間で座標を代入するとである。面積は である。最初・第4・第5の二次式は判別式が負で零点をもたず、残りの区間を含めて調べるとを得る。後の区間では3点がすべて辺 上にある。
図は の位置。速さの違いで辺の切替時刻が分かれる
別解
解法2(辺の組合せとメネラウスの定理)
方針
周期は周長から示す。面積0を3点の一直線条件と読み替え、各時刻区間で3点がどの辺にいるかだけを調べる。3辺に1点ずつある区間はメネラウスの定理、2点が同じ辺にある区間は一致条件で判定する。
解答
(1)
3秒で各点が周をそれぞれ1周、2周、3周する。したがって3点の配置が同時に戻るので(2)
辺の切替時刻で区切ると、3点のいる辺は次のようになる。最初、、 では3辺に1点ずつある。各辺上の進行比をメネラウスの定理へ代入すると、一直線条件は順にとなる。いずれも判別式は で、実数解をもたない。
では がともに辺 上にあり、一直線となるには両点が一致する必要がある。周上の道のりを比べるとすなわち である。 と では同じ辺上の2点が一致する解は区間内にない。ただし で も辺 に入り、以後 まで3点がすべて 上にある。
よって
総評
周上を異なる速さで動く3点の共線時刻を求める問題。目安時間は27分。高校数学の座標面積公式とメネラウスの定理で再構成した。連続区間 では3点が乗るのは辺 ではなく辺 であることも確認した。