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名古屋大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

a は正の数、p,q はともに正の整数とし、a1=1anpan1q=a(n2)を満たす正数列を {an} とする。ana,p,q,n で表せ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安16

数列指数・対数 漸化式の変形置換和の計算

方針

各項が正なので対数を取り、vn=logan とおく。積の漸化式を一次漸化式へ変え、定常値 (loga)/(p+q) との差が公比 q/p の等比数列になることを使う。

解答

vn=loganL=loga とおく。条件式の対数を取るとpvn+qvn1=L,v1=0である。定数解は L/(p+q) だからvnLp+q=qp(vn1Lp+q).したがってvnLp+q=(qp)n1(Lp+q),すなわちvn=Lp+q{1(qp)n1}.指数へ戻せばan=a1p+q{1(qp)n1}.n=1 では指数が0となり、a1=1 とも一致する。

an=arn と見れば、指数だけが一次漸化式で動く

別解

解法2(指数を直接反復する)

方針

漸化式から正の p 乗根を取り、an=a1/pan1q/p とする。これを順に代入すると指数に有限等比和が現れる。対数を使わず、正数の累乗だけで公式を得る。

解答

条件式と各項の正値性からan=a1/pan1q/pである。これを繰り返し代入するとan=a1/p(a1/pan2q/p)q/p=a1pqp2an2(q/p)2.同様に a1=1 まで戻せばan=arn,rn=1p{1qp+(qp)2+(qp)n2}.有限等比和を計算するとrn=1p1(q/p)n11+q/p=1(q/p)n1p+q.よってan=a1p+q{1(qp)n1}.a=1 の場合も右辺は1であり、元の漸化式から得る数列と一致する。

総評

積の形の漸化式を、指数の一次漸化式へ変換する問題。目安時間は16分。公比の負号と指数 n1 を落としやすいので、n=1,2 を元の式へ戻して確認する。対数法と直接反復の2通りで同じ指数を得た。

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出典: 名古屋大学 1983年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。