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名古屋大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

空間の点P(a,b,2)から点A(1,0,1)B(1,1,1)を通る直線PAPBを引き,
これら2直線とxy平面との交点をそれぞれCDとする.
Oを原点とするとき,3角形OCDが正3角形となるためのabの値を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算三角比の利用

方針

直線 PA, PBP+t(AP), P+t(BP) と表し、z=0 となる t を求める。どちらも t=2xy 平面と交わるので、C=2AP, D=2BP と簡単に出る。あとは平面上で CD=2 を確認し、正三角形条件を OC=OD=2 に直して解く。

解答

直線 PA 上の点を P+t(AP) と表す。P(a,b,2), A(1,0,1) だから、この点の z 座標は 2+t(12)=2t である。xy 平面上では z=0 なので t=2 である。したがって C=P+2(AP)=2AP であり、C=(2a,b,0) である。

同様に、直線 PBxy 平面の交点は D=2BP であるから D=(2a,2b,0) である。

以下、xy 平面で考える。2点 C,Dx 座標が等しく、y 座標の差が 2 なので CD=2 である。三角形 OCD が正三角形になるためには OC=OD=CD=2 であればよい。したがって (2a)2+b2=4 かつ (2a)2+(2b)2=4 である。

2式の差をとると b2(2b)2=0 であり、4b4=0 だから b=1 である。これを (2a)2+b2=4 に代入して (2a)2+1=4 より (2a)2=3 である。したがって a=2±3,b=1 である。

縦の辺 CD の垂直二等分線上に原点がある

別解

解法2

方針

C,D を求めた後、CD が長さ2の鉛直な線分であることを使う。
正三角形の第3頂点 O は、CD の中点と同じ高さにあり、
その中点から水平方向へ 3 離れる。

解答

直線 PA,PBz=0 まで延長するとC=2AP=(2a,b,0),D=2BP=(2a,2b,0).したがって CD は長さ2の鉛直な線分であり、その中点はM=(2a,1b,0)である。

CD を一辺とする正三角形の高さは2212=3.第3頂点 O=(0,0,0)CD の垂直二等分線上にあるから1b=0.さらに OM=3 だから2a=3.よってa=2±3,b=1.

総評

空間内の直線と xy 平面の交点を求め、平面上の正三角形条件に落とす問題。目安時間は18分。z 座標が 2 から 1 へ動く直線をさらに同じだけ延長すると z=0 になるため、交点が 2AP, 2BP と出る。あとは CD=2 を確認し、残りの2辺も2にする。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。

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出典: 名古屋大学 1984年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。