方針
球面上の点 では、接平面の法線が になる。平面 の法線との角から 、さらに から を選ぶ。こうして を平面上の円として表し、(2) は 平面内の円と直線の距離条件に直す。
解答
(1)
とする。球面上なので平面 の法線は 、点 における球面の接平面 の法線は である。2法線のなす角が であることから一方、 なので より 。したがって球面の式へ代入するとよってであり、 は平面 上で中心 、半径 の円である。
(2)
上で を平面の式へ代入するとしたがって、 平面の円と直線 が共有点をもつ条件を求めればよい。
原点からこの直線までの距離はこれが円の半径以下であることが必要十分だからすなわち境界を含む、上下2曲線にはさまれた領域が求める存在範囲である。
別解
解法2:円を三角関数で媒介する
方針
角の条件から を円と決めた後、その円を と媒介表示する。平面条件は となるので、左辺の取り得る範囲を合成して共有点条件を得る。
解答
(1)
平面 の法線は 、点 での球面の接平面の法線は である。両者のなす角が 、かつ なので左辺は の 座標である。よってしたがって は解法1で述べた円である。
(2)
この円上の点をと表す。平面の式へ代入すると正の数 と角 をで定めればしたがって左辺の取り得る範囲は(1)を満たす が存在するための必要十分条件はゆえにである。
総評
難度は10段階で6、計算量は10段階で5程度。試験場では20〜25分が目安である。接平面の法線が半径方向であることを使えば、空間図形は 上の円へ一気に簡約できる。 は の符号を選ぶ条件なので省略しない。(2) は円と直線の距離、または三角関数の合成のどちらでもよい。図示では不等号の向きを確認し、双曲線の外側ではなく上下の境界曲線にはさまれた部分を塗る。