方針
一回の移動を3で割った余り に整理する。(1) は一つ前の
各位置から へ来る場合を加える。(2) は3回分の余りを数え、
同じ点へ戻る確率と他の各点へ移る確率から
の一次漸化式を作る。
解答
(1)
一回に進む数を3で割った余りで見る。余り となる確率は
それぞれである。したがって より(2)
3回後に同じ点へ戻る確率は3回後に右隣の点へ行く確率は左隣へ行く確率も である。
とおくと であり、よってしたがって
別解
解法2:1回分の多項式と3乗根で数える
方針
一回の移動の重みを多項式 にまとめる。
回後に へ戻るのは指数が3の倍数の項である。
1の3乗根を代入して3の倍数項だけを取り出し、 を
簡単化する。
解答
(1)
一回で 個進む確率は である。
一つ前に にいる場合を分ければ(2)
一回の移動を表す多項式をとする。 の の係数は、 回で合計
個進む確率である。
、 を満たす複素数 を
とると任意の整数 についてである。したがって である。またこれを (1) へ代入すると
総評
サイコロの目そのものではなく、3点上の移動なので3で割った余りへ直す。
目安時間は20分。(1) は直前の位置による場合分け、(2) は3回を一組に
すると実数の一次漸化式だけで解ける。第2解法は高校数学の複素数を用いた
3の倍数項の抽出で独立に検算した。