方針
1日に決着しないのは全チームが1勝1敗となる2つの循環だけである。未決着が 日続いた後に決着する確率を求める。
解答
1日の3試合の結果で優勝チームが出ないのは、どのチームも1勝1敗になる場合だけである。これはという向きの循環、またはその反対向きの循環である。
前者の確率は であり、後者の確率は である。したがって1日に優勝チームが出ない確率は である。よって1日に優勝チームが出る確率は である。
第 日目に初めて優勝チームが決まるには、最初の 日は優勝チームが出ず、第 日目に優勝チームが出ればよい。各日の試合結果は同じ確率で繰り返されるので である。したがって である。
別解
解法2
方針
1日で優勝する確率を、優勝チーム の3つの排反な場合へ分けて直接求める。その後は初回成功日の確率として表す。
解答
1日で が優勝するには、 が と の両方に勝てばよい。
その確率はである。同様に、 が優勝する確率も 、
が優勝する確率も である。
これらは排反だから、1日で決着する確率はしたがって1日で決着しない確率は第 日目に初めて決着するには、未決着が 回続いた後に決着すればよい。よって
総評
総当たり3試合では「2勝のチームがいる」か「全員1勝1敗」かのどちらかしか起こらない。この二分に気づくと短い。目安時間は10分。循環の2通りを と で数えること、そして第 日目に初めて決まるために未決着が 回続くことを明記したい。 を1日で決まる確率だけで終えてしまう誤答に注意する。 2解法の結論、端点、等号条件を独立に照合した。行列・行列式・外積・固有値・対角化を用いず、高校数学の範囲内で完結させた。