方針
接線の傾きから半径 の角 を求め、中心座標
と半径 を表す。円弧部分を 軸のまわりに回すと、
高さ の断面は内半径 、外半径
の円環になる。1変数の回転体積分を
で計算する。
解答
(1)
曲線 の における接線の傾きは半径 は接線に垂直なので以下 と書く。中心を 、半径を
とするとよって高さ において、円弧部分はを占める。これを 軸のまわりに回すと円環になるのでこれは1変数の回転体積分である。
(3) で とおくとまた である。偶関数であることを使って
展開・積分すると(2) を代入すれば(2)
(1) よりまたなので(4) の表式から
別解
解法2:円筒殻の1変数積分で求める
方針
円弧部分の縦の長さを用い、 軸まわりの円筒殻として
1変数積分する。 の置換で角 を使う。
解答
(1)
接線と半径は垂直なので、中心 、半径 とすると円弧部分の における縦の長さは
である。円筒殻として積分すると(2) で とおく。積分区間は
から へ移るのでを用いると(1) を代入すると(2)
より である。
上式では第1項の角因子が 、第2項が へ近づくため
総評
接線と半径の直交、円弧部分の回転体積、極限をつなぐ問題である。
目安時間は32分。回転させるのは より右の小さい円弧部分である。
2解法とも高校数学IIIの1変数積分だけで構成し、円環法と円筒殻法で
相互照合した。旧答案の2変数極座標積分は使用していない。