方針
全体は10個の位置から黒4個の位置を選ぶ通りである。黒列部分の個数で場合分けし、黒列長は正の整数の和4、白列長は両端を0以上、内部を正の整数として和6に分配する。各場合でとの最大値を調べ、, , の数を表にまとめる。表の数は、黒列長の順序付き分割と白のすき間長の分配を数えたものである。
解答
黒ブロックの位置を10個の場所から4個選べば、白ブロックの位置も決まる。したがって全事象は 通りである。
黒列部分の個数をとする。黒列長は正の整数で和が4になる個の数である。また、白列は黒列の前後と間にできる。両端の白の長さは0以上、黒列の間にある白の長さは1以上であり、それらの和は6である。
この分配をについて数える。各で、黒列の最大長と白列の最大長の大小ごとに数えると次の表になる。内訳も確認しておく。では, , , である。例えば黒列長は4であり、白6個は左右の端にと分かれるから、最大白列長が3,4,5,6となる個数はそれぞれ1,2,2,2である。では, , , , , , , , , である。では, , , 、では, , である。いずれも黒列長の順序付き分割と、内部の白列を1以上とする白の分配を数えている。
したがって、総数は である。これらの和は となり、全事象の数と一致する。
よって求める確率は である。
別解
解法2
方針
黒白の列を左から1個ずつ作る動的な数え上げを行う。「使用済みの黒・白の個数」「末尾の色と現在の連続長」「それまでの黒・白の最大連続長」だけを記録すれば、同じ状態をまとめられる。10段階後の状態を の大小で集計し、列部分による分割表とは独立に答えを検算する。
解答
黒を 、白を と書く。長さ まで並べたときの状態をで表す。ここで は使用済み個数、 は末尾の連続長、 はそれまでの黒・白の最大連続長である。
初期状態はが各1通りである。各状態の右に を加えるときはと更新する。 を加える場合も色を入れ替えて同様に更新する。同じ状態へ着く通り数は加え合わせ、 の範囲で10段階繰り返す。
途中の集計を、並べ終えた長さごとの状態数で確認するととなる。最後に の状態だけを通り数で集計するとを得る。合計 は、黒4個の位置の選び方とも一致する。
したがってこの方法は列部分の個数による場合分けを用いないので、解法1の表を独立に検算している。
総評
4黒6白の二色列で、最長連続部分の大小を数える難度の高い場合の数。想定時間は30分。列部分の個数による手計算表と、末尾状態を更新する動的な全列挙の2方法で を独立に確認した。3数の和が全体 に戻ることは必須の検算である。