方針
第1式は底の変換を使って1つの対数にまとめる。第2式はを見抜き、指数を比較してを得る。最後は2つのの式を連立してへ帰着し、判別式、、、対数の真数条件を確認しての範囲と解を分類する。
解答
であるから である。したがって第1式は となる。さらになので、左辺は である。右辺は である。よって となり である。
まず であり、したがって である。第2式 の両辺を2倍すると である。よって となる。底は1より大きいので、指数を比較して である。
(1)(2)を連立すると である。, よりなので、両辺をで割ることができる。すると である。すなわち を得る。
この2次方程式の判別式は である。なので、実数解をもつためには が必要である。
解は である。ここで、のときは積なので、2解のうち正の解は のみである。のときは方程式が となり、解はであるが、どちらも条件に合わない。のときは2解とも正であり、になることもない。のときは重解 である。
また、得られた解では であるから、第1式の真数条件も満たされる。したがって、連立方程式が解をもつの範囲は である。解は、では であり、では の2つ、では である。
別解
解法2
方針
2つの式から を消去して得る上に開く放物線 を、 の範囲でグラフ的に調べる。、軸、判別式、2解の積を使い、, , の3場合で有効な正の根の個数を確定する。
解答
対数の底の変換と指数の整理からを得る。 では なので消去でき、となる。
は上に開く放物線で、軸は にある。実数解をもつ条件はすなわちここから正の根の個数をグラフの位置で分ける。 では2解の和が 、積が なので、実数解はともに正である。また に を入れるとだから、 となるのは の場合だけである。
したがって解をもつ範囲は解はであり、 では正符号の根だけ、 では両方、 では重根 を採る。さらに からなので、対数の真数条件も満たされる。
総評
対数・指数の式をそれぞれ の表示へ直し、2次方程式の根の条件へ帰着する問題。想定時間は24分。判別式だけで終わらず、 をすべて確認する。 は形式的な根が定義域から外れるため除外される。