各移動は、横方向なら x 座標の偶奇、縦方向なら y 座標の偶奇を反転させると考える。出発点 A に戻るか対角の C に行くかは、偶数秒後の横移動回数の偶奇だけで決まる。したがって前半は直接数え、後半は二項展開の偶数項和を (p+q)2n と (q−p)2n の和から取り出す。
解答
(1)q=1−p とおく。横方向の移動は確率 p、縦方向の移動は確率 q で起こる。
2秒後に A にいるには、2回とも横方向に動くか、2回とも縦方向に動けばよい。したがって a2=p2+q2 である。2秒後に C にいるには、横方向と縦方向を1回ずつ行えばよいので c2=2pq である。
4秒後について考える。4回のうち横方向に動いた回数を H とする。4秒後に A にいるのは、横移動回数も縦移動回数も偶数のときであり、4秒後なのでこれは H が偶数であることと同じである。よってa4=4C0q4+4C2p2q2+4C4p4=q4+6p2q2+p4である。一方、C にいるのは横移動回数が奇数のときなので c4=4C1pq3+4C3p3q=4pq(q2+p2) である。
(2)2n 秒後の横移動回数を H とする。出発点が A で、合計移動回数が偶数なので、H が偶数なら A、H が奇数なら C にいる。したがって a2n=j=0∑n2nC2jp2jq2n−2j である。