方針
極方程式に を用いて直交座標へ直し、円 を得る。負の が許されるため、 を境に実際の点の向きが反対側へ移ることを追う。 の最小最大は で調べ、弧長は円の中心角、または極座標の弧長公式で確認する。
解答
(1) とおく。与えられた式 の両辺に をかけると である。したがって となり、整理して を得る。軌跡は中心 、半径 の円の一部である。
端点と途中の点を確認する。 のとき なので点は である。 のとき なので点は原点である。 のとき であり、負の極径を許す約束により、これは を表す。
したがって、 が から まで動くとき、点 は円 のうち、 から原点を通り、 に至る半円弧を描く。
(2) である。さらに である。 では、 のとき となる。したがって最小値は である。
また区間の端では である。 はこの区間で から を通って へ変化するので、絶対値の最大値は両端でとる。よって である。
(3) では、点 は上の円の原点から までの弧を描く。中心は で半径は である。原点に向かう半径ベクトルは 、 に向かう半径ベクトルは であり、この2つのなす角は である。したがって弧の長さは である。
別解
解法2
方針
円であることと指定区間の弧を直交座標で確認する。弧長については円の中心角を使わず、極方程式の弧長公式へ と を代入する。被積分関数が定数 になるため、積分区間の長さだけで答えが出る。
解答
(1) として極方程式に を掛けると従って に対応する点は順にである。最後は であることに注意する。よってこの3点を順に通る半円弧である。
(2) である。区間内では で0となり、両端で2となるから(3)従って求める弧長は
総評
負の極径を含む極方程式の軌跡問題で、想定時間は20分程度。直交座標化すると円であることはすぐ分かるが、指定された の範囲で円のどの弧を動くかは、 の符号を見ないと誤る。特に で となり、点は ではなく である。(3)は中心角 の円弧として出すのが最短で、極座標の弧長公式は検算として有効である。