方針
写像は なので、三角形の3辺をそれぞれ媒介変数で表し、 の の関係を求める。像は3本の放物線弧で囲まれる。面積は上下ではなく左右の境界で分け、 と に分けて横幅を積分する。
解答
(1) である。 とおき、三角形 の各辺の像を調べる。
辺 では 、 とおける。したがって である。よって だから を描く。この弧は から へ進む。
辺 では 、 とおける。すると である。よって となり、 を描く。この弧は から へ進む。
辺 の点は 、 と表せる。この向きは から への向きだが、図形としての像は同じである。このとき である。よって であり、 を代入して を得る。この弧は と を結ぶ。
以上より、求める図形は の3本の放物線弧で囲まれる図形である。頂点は である。
(2)
面積を 方向の横幅で求める。弧 の像は であり、囲まれた領域では右側の境界として と書ける。
一方、左側の境界は では辺 の像 であり、 では辺 の像 である。したがって面積 はである。
まずである。またであり、である。よって である。
別解
解法2
方針
3辺の像を同じ3本の放物線弧として求めた後、今度は を固定した縦の切片で面積を測る。 と で下側境界が変わるため2つの定積分に分け、 を含む項が打ち消し合うことまで確認する。
解答
(1)
とおく。3辺の像を媒介変数で表すと、となる。従って頂点 を結ぶ3本の放物線弧が求める図形である。
(2)
縦に切るため各弧を について解く。 では ではよって面積は第1項は第2項はなので
総評
複素数の二次写像で境界を追い、放物線弧に囲まれた面積を出す問題で、想定時間は30分程度。 として各辺を媒介変数表示するところが第一の山である。面積計算では、弧 を右境界 と見て、左境界が を境に切り替わることを図で確認したい。媒介変数の向きと図形としての境界を混同すると符号や区間を誤りやすい。